ジェラシック・ワールド (Jurassic World)



 「ジェラッシク・パーク」の惨劇から約20年後、新たに「ジェラッシク・ワールド」として、生きた恐竜が体験できるテーマパークがオープンされていた。パークの運用管理者を叔母に持つ二人の兄弟ザックとグレイがパークに訪れ、そのエンターテイメントを楽しむが、パークが新たに作り出した凶暴なハイブリッド恐竜「インドミナス」が逃げ出す。  

 2人の兄弟が飛行機、舟、モノレールを乗り継ぎパークに訪れ、VIP対応のホテルの一室から窓を開けると、湖に接した裾が広がった円錐形状のパークの象徴ビジター・センターが現れる。そして、窓からの視点から一気に飛び出し、人口施設と白亜紀を思わせる緑が融合した「イスラ・ヌブラル島」を俯瞰して移動する映像に。パーク内は多くの人々で溢れかえり、牙を向ける恐竜のホログラム映像、子供恐竜たちとのふれあい広場、その中を弟のグレイが、はしゃぎまわり駆け抜けてゆく姿が、見ている側も新しい未知のテーマパークに入り込んで、その場にいると錯覚させられます。さらに、シリーズ初お目見えの大型肉食海棲爬虫類「モササウルス」のプールショー?で、ワクワク感を駆り立てる。

 一方、パークのバックヤードでは、新鮮さを途切らせないように新しい恐竜の開発を行われ、ついには遺伝子組み換えで作られたハイブリッド恐竜「インドミナス」が登場。高く厚いコンクリートの壁に覆われた建物の中に監視され、その監視部屋の強化ガラスには複数のヒビが。そして緑の中にはっきりとは見えないが動く何かが存在して、視線はこちらを向いている。これだけで、一気に不安な予感。
 さらに、前三部作で恐怖の恐竜とインプットされた「ラプトル」が、まさかの調教。でも、犬のように懐いている感じではなく、調教師に牙を向け、少しでも緊張を緩めると襲われそうな緊迫感。不安な予感アップです。

 そして人間側は、パークを訪れたザックとグレイ兄弟。ザックは高校生で興味の対象は恐竜よりは女の子、グレイは恐竜大好き少年。そして彼らの叔母でパーク運営管理者のクレアは、ビジネス優先で子供達はアシスタント任せ。そしてラプトルの調教にあたる元軍人のオーウェン、ワイルドでいかにも頼りになりそうな奴。クレアとはデートをしている仲(一度でご破算)。さらにパークのオペレータは大丈夫か?この二人でと思わせる、ジェラック・パークのTシャツを着るオタクっぽいロウリーと気弱なヴィヴィアン。そして胡散臭そうな危機管理部門幹部のヴィック、どうも軍事絡みの悪巧みがありそう。パークのオーナはヘリ操縦訓練中の行動派インド大富豪サイモン。第1作でも登場した恐竜開発の管理者ヘンリー。と、多彩なキャクターを登場させ、どこかしら危うさが漂う予感。

ここまでの多くの伏線で嫌な予感は絶頂。 さあ、ここから、このシリーズの見せ場!そう恐竜の脱走と暴走です。もちろんハイブリッド恐竜「インドミナス」です。こいつが、とにかくデカイ、「Tレックス」よりでかくて凶暴。さらに良かれと思って多くの遺伝子を組み込んだから、知能が高い、カメレオンにように体をカモフラージュ(地は白い肌)、体温を自由に調整(赤外反応なし)、おいおい、凄いの作りすぎだろ。挙句の果てには、生まれてから何者とも接していないので、本能のまま目に入るものは虐殺!食物連鎖の自分の位置を確かめるために容赦なく虐殺!鋭い長い爪と牙で虐殺!だからこいつが通った跡には、恐竜が死屍累々。恐ろしい。
 そして物語は、お決まりの兄弟達が殺戮の場に取り残され、主人公たちが救助へと向かう。さらに多くの観光客がいるビジター・センターに徐々迫り来る「インドミナス」。人間様を舐めるなよと投入した強力部隊は、もちろん死屍累々(誰も人間が勝つことに期待していませんが)。観光客には「インドミナス」の恐怖だけではなく、飛来して人々に襲い掛かり、吊り上げ飛ぼうとする翼竜たち。逃げ惑う人々への空からの攻撃は、まるでヒッチコックの「鳥」の、デカクで早いバージョン。

 さあ、人間様では対抗できないと踏むと、ここで登場するのは調教された4匹の「ラプトル」ブルー、デルタ、エコー、チャーリー(名前があります)。オーウェンが駆るバイクと物凄いスピードで並走するラプトルたち。おーっ、かっこいい、期待感満載。しかし、・・・・、そう簡単には終わりません。

 ジェラシック・パークが回を重ねる毎につまらなくなっていったので、あまり期待せずに新作を観賞しましたが、常に緊張感を途切らせない展開と、やっぱり凄い恐竜達の映像。恐竜達の表情が豊かになっていて、目の演技までさせているのにはビックリ。満足です。

【公式サイト】 【予告編1】 【予告編2】 【予告編3】

2015年公開アメリカ作品。
・出演:クリス・ブラッド、ブライス・ダラス・ハワード、ニック・ロビンソン、タイ・シンプキンス、ジェイク・ジョンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、イルファーン・カーン、ヴィンセント・ドノフリオ
・監督:コリン・トレボロウ
・音楽:マイケル・ジアッキーノ


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