県庁おもてなし課



 高知県に観光客を呼び込むために設立された県庁「おもてなし課」。そこで働く掛水(錦戸亮)とバイトの多紀(堀北真希)は、観光特使の作家吉門(高良健悟)から、かってパンダ誘致論を提案して県庁を追われた男に、プランニングを任せることをアドバイスする。

 危機感のないノンビリとした雰囲気の県庁「おもてなし課」職員が、一発奮起して高知県を観光大県に邁進させる話し・・、かと思っていましたが、有川浩さん原作ですからラブ・ストーリー色が強いです。それも2つのものがたり。ひとつは、「おもてなし課」の若手ホープ掛水と高知出身若手作家のアドバイスで「おもてなし課」にバイトとして採用された明神多紀。最初から偶然の出会いと接点があり、そうなる匂いがぷんぷん。仕事仲間という意識が、いつのまにやら些細なことで嫉妬していじらしい関係に。この二人に錦戸亮さんと堀北真希さん。錦戸さんは、その笑顔で主人公掛水の「ええ人」にぴったりで、ひとり空気か読めない感じもいい。 堀北さんは清楚で気立てがよく可愛い。嫉妬している姿も可愛い。路面電車駅の泣き顔なんて愛おしくなっちゃう。そしてもうひとつは、父を追い出した県庁を憎み旅館を切り盛りする娘佐和と、「おもてなし課」にアドバイスをする若手作家吉門。恋人にしては謎が多い二人の関係が、「おもてなし課」が絡むことで、ずっと、しこりになっていたわだかまりが氷解してゆく流れはいいです。この二人に関めぐみさんと高良健吾さん。関さんは、いままでも薄幸な役が多く、この映画の中でも役柄にあった雰囲気はそのもの。高良さんは、人の気持ちを察して人にはガンガン言える出来るオトコ役ですが、自分のことになると逃げ出してしまう両極端役がピッタリです。そして、この二つの関係の架け橋、そして言わば中心人物で、かって高知にパンダ誘致を提案し干され退職に追い込まれた清遠。この男に船越英一郎さん。やっぱり2時間ドラマの主人公のイメージが強く、そのアクの強さもどこかで見たことのあるキャラクター。そして肝心の観光大県への道はというと、どてかいプランを清遠が持ち込んだものの、山、川、海の大自然を掛水と多紀のデートで紹介、になってしまって、こっちがサイドストーリーになっているかな。(でも海近くを走る道路は通ってみたい、どこだ?)。ラストのアレも、おっと思うほどのインパクトはなく、やはりラブストーリーがメインの映画だったのかも。

【予告編】

2013年作品。
・出演:錦戸亮、堀北真希、船越英一郎、関めぐみ、高良健吾、甲本雅裕、松尾論、相島一之
・監督:三宅喜重
・音楽:吉俣良
・主題歌:「ここにしかない景色」 関ジャニ∞
・原作:「県庁おもてなし課」 有川浩


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