モテキ



 冴えない31歳男藤本幸世(森山未來)は、サブカルのニュースサイト「ナタリー」の面接に来ていたが、社長墨田(リリー・フランキー)の痴情のもつれに巻き込まれ刺されてしまう。が、それがきっかけか採用されライターの仕事をすることになるものの、新米の幸世は失敗ばかりで、そんなやるせない気持ちをツイートしていると、ゴツイ男性アイコンの人物と意気投合して飲みにいくことになる。しかし、待ち合わせ場所に現れたのは、美人でスタイルが良く愛想がいい、みゆき(長澤まさみ)であった。彼女に彼氏がいることを知りつつも、その日からすっかり、みゆきのことが頭から離れなくなる。

 いや~楽しい~。森山未來さん演じる幸世のヘタレぶりが素晴らしい。咆える、もだえる、走る、悶々悶々と男の苦悩が爆発。目の前にいる女性との会話より、脳内つぶやきが多く放出され、女性との駆け引きよりは流れに任せた本能で警戒・観察・突撃が決まる。この幸世を翻弄するのは長澤まさみさん演じる雑誌編集者みゆき(26歳)。彼氏がいるのに平気で他の男と飲んだり、遊んだり、泊まったり。いつも、にこにこしていて明るくボディータッチも露出も多い。普通の男なら瞬殺です。この映画からすっかりイメージが変わったよな長澤さんは。もうひとりの女性は麻生久美子さん演じる重い女、るみ子(33歳)。仕事はミニカーのデザイナーで、普通の車からパトカーへ、ガチャガチャ・・変身とやって周りから引かれ、ひとりカラオケでB’zメドレーを熱唱。幸世のことが好きになり、その重さに気付かれ、だーっとゾンビのごとく向かって来る姿は確かにコワイ。でも麻生さんなら許せちゃうよな、普通。印象的なのは、ある出来事で吹っ切れ、朝日が入る牛丼屋で牛丼をかきこみ口元にご飯粒を付け、思わずおかわりして回りから拍手されるシーン。麻生さんのノリノリ演技好きですね。他にも仲里依沙さん演じる飲み屋のホステス愛(25歳)。グチを聞いてもらい朝目覚めるとベットの横にいるおきまりのシーン。タイトル「モテキ」通り、この3人の女性の方から、自然にキスをされるのですから、確かに「モテキ」。そして、この「モテキ」から対象外の真木ようこさん演じる会社の先輩素子(33歳)。罵声を浴びせ、殴る蹴るはあたりまえの強い女性。この強力なスパイスがまたヘタレには効くのですよね。こんな魅了的な登場人物以外にも、この映画の楽しいところは、幸世と彼女たちの関係を象徴するかのように様々な挿入曲が入ります。この挿入曲の詞が幸世の気持を代弁して、字幕まで付いちゃう(カラオケ気分)。そして最高にハッピーなときには、Perfumeと一緒にダンス!!。曲=幸世の気持ちですから、全然変じゃなく、ここまで分かりやすい表現はないです。しかし、途中からみゆきの完璧すぎる彼氏ダイスケ(金子ノブアキ)が登場してから、一転してこの楽しい展開が↓。さらにみゆきの「幸世くんじゃ、成長できない」の言葉に凹。それまで楽しいシーンの数々だったので、すっかりこちらまで憂鬱な気分で、この野郎ダイスケと思うくらい。でもヘタレも成長するのですよね。

【予告編】

2011年作品。118分。
・出演:森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依沙、真木よう子、リリー・フランキー、金子ノブアキ
・監督:大根仁
・音楽:岩崎太整
・主題歌:「夜明けのBEAT」 フジファブリック
・原作:「モテキ」久保ミツロウ


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コメント

キスシーンが妙に生々しくて、好きです。

Re: タイトルなし

> キスシーンが妙に生々しくて、好きです。

この映画ほど、キスシーンに目が釘付けになった作品はないですね。
どちらかというと、羨ましいが正解かも。

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