宇宙戦争



 ある日世界各地に隕石が落下し、その場所からエイ型の宇宙船が現れ、光線で建物を破壊し、人々を攻撃し始める。そして、人類は様々な手段で攻撃するが、なすすべも無く追い込まれてゆく。

 宇宙人の襲来。最近ではよくある設定でCG満載の迫力のある映画が多いですが、1950年代の作品で既にこの完成度は素晴らしい。自由アームを持つエイ型宇宙船は曲線美を持った素晴らしい造形で、三眼(三原色)を持ち人を追い回すアームシーンなど、以降の「アビス」などにアイデアが継承されているでしょう。とにかく破壊光線を出しまくり容赦無く、建物や人を破壊して人間の無力さを知らしめ、人間はなすすべも無く教会に集まり最後の時をただ待つ。この絶望感が、ヒーローなど存在しない現実感がある恐怖を生み出しています。一応、主人公は化学者で、宇宙人を倒すため研究をしてヒントを見つけこれから逆襲する展開になるかと思いきや、何とこの映画では大事な研究サンプルを暴徒に奪われ自分ももみくちゃくちゃにされて、仕方なくヒロインを探しまくるというヒーロー否定映画。当時としては斬新だったと思います。とにもかくにも以降の宇宙人襲来映画の先駆者映画。ちなみに原作はH・G・ウェルズで、地球を襲来する三本脚のトライボットや宇宙人の天敵のアイデアなど1890年代に書かれた作品とは、ただただびっくりです。

1953年アメリカ作品。
・出演:ジーン・バリー、アン・ロビンソン、レス・トレメイン、ボブ・コーンスウェイト、ルイス・マーティン
・監督:バイロン・ハスキン
・音楽:リース・スティーヴンス
・原作:「宇宙戦争 The War of The Worlds」 H・G・ウェルズ 1898年発表

【予告編】 【この作品をレンタルする】




<H・G・ウェルズ>
「SFの父」と呼ばれたイギリスの作家。映画化は有名作品ばかりで、「宇宙戦争」('53、'05)、「モロー博士の島」原作の「獣人島」('33)「ドクターモローの島」('78)・「D.N.A」('96)、「月世界旅行」('05)、「透明人間」('33)、「神々の糧」原作の「巨大生物の島」('77)、「タイムマシン」('60、'02)など。

     

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コメント

H・G・ウェルズ

子供の頃、胸をときめかせて観ました。
「巨大生物の島」「ドクターモロー〜」大好きです。
なんとも懐かしいです!!

Re: H・G・ウェルズ

昔は何気にテレビで放送されていたのに、最近はこの手の映画はありませんね。今、観るとどんな感じに目に映るのでしょう(笑)

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