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首都消失



 ある日突然、首都圏が謎の雲に覆われ内部との通行・通信が不能になり、外部から家族が住む東京に戻るTVキャスター小出まり子(名取裕子)や電機会社部長朝倉(渡瀬恒彦)は、雲に阻まれ内部に入れずにいた。そして、中を心配する朝倉は雲の調査を、まり子は取材を敢行する。

 謎の雲に覆われ内部の状況がわからなくなった首都圏。そして、家族の安否を心配して何とか解決の糸口を掴もうとする外部の人々。さらに無政府状態になったため、米ソから狙われる日本。と多様な視点を交えたパニック映画で、原作は「日本沈没」や「復活の日」などの小松左京氏で、原作の緻密に計算された物体と人間描写が映像化されています。映画は雲に覆われるまでは内部の人々の生活を伝えていますが、覆われてからは一切内部映像を遮断して、徐々に外部からの調査で数値のみ明らかになり、内部の状況を想像させることで、緊迫感を高めています。この雲が見事に不気味な様相を呈して、巨大で黒と白のコントラストと内部に怪しく光る雷や噴出されるプラズマの様な描写が内部への侵入を拒絶して絶望感を表現しています。また雲の上空を飛ぶ調査機と雲との駆け引き(闘い)も目が離せない出来栄えで、当時CGなど無かった時代にこれだけの存在感のある物体を表現させた特殊技術の高さに驚きさえ感じます。一方、人間ドラマとしては、離婚危機の夫婦やシングルマザーの娘への愛などの要素は設定していますが、やはり雲との闘いとがメインですね。それに政府が機能しなくなったときの無能ぶり(機能していてもかな)と他人事の様に振舞う他地域の人々や祭りの様に見学に来る人々、宗教団体の登場など現代社会にも通ずる社会性も絡めています。でもロックライブは必要だったの?一企業が対応するの?鮎食ってる場合か!雲との最後の戦いの装置はゴジラ映画のようでチープだよ!最後に何であんたが!、と少し興ざめするところもありましたがね。

<小松左京>
小松左京氏の壮大なスケールのSF小説は映画以上に脳内にイメージが広がる素晴らしい作品で、映画と対比して観る・読むとその凄さがわかりますね。ちなみに映画化作品は「日本沈没」('73,'06)、「エスパイ」('74)、「復活の日」('80)、「さよならジュピター」('84)、「首都消失」('87)です。

1987年作品。120分。
・出演:渡瀬恒彦、名取裕子、山下真司、大滝秀治、夏八木勲、ザ・ぼんち・おさむ、石野陽子、財津一郎、岸部一徳、平淑恵、竜雷太、渡辺文雄、丹波哲郎、石橋蓮司
・監督:増田利雄
・特撮監督:中野昭慶
・音楽:モーリス・ジャール
・挿入歌:ロンリー・クライ」 松村冬風

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