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時をかける少女



 高校生の和子(原田知世)は同級生の吾朗(尾美としのり)と深町(高柳良一)と理科室を掃除中にラベンダーに似た香りで気を失ってしまう。そして、その翌日から和子は同じ時間を繰り返すような感覚にとらわれるが、それは時空を越えるタイムリープ能力であった。

 大林監督の尾道三部作の二作目で三作の中でも、現実にある古い尾道の町並みを幻想的そして効果的に見せている作品で、狭い小路や石階段、神社、木造の商家や時計店など、尾道の街が頭の中にイメージされます。またオープニングのモノクロの星空のゲレンデから、電車で町に戻るにつれ、徐々に部分部分に色が付いていき、最後に黄色の花畑を走る電車で完全にカラー化するセンスは大林監督の色彩を操る映像美、更にタイムリープシーンの街の中のコマ撮り映像と時計シーンも、不安定な視覚=不安な気持ちを表現しているかのように感じ、ところどころに尾道とこの不思議な映像を混ぜ込むことで、自然に映画の中に引きずり込んでくれました。主演の和子は角川三人娘と言われた原田知世さんで、「純粋で可憐な少女」と言葉だけでは簡単に言いあらわせる表現が、彼女にはそのまま当てはまる素材と演技で、その可愛らしさや、目をぱちりととする表情など映画デビュー作とは思えない魅力がありました。和子と絡み吾朗ちゃん役の尾美としのりさんも演技上手ですから、和子のことをどのように想っているのかわかりずらいですがこの情景とものがたりに違和感なく存在します。ただちょっと残念なのが深町君役の高柳さんの棒読みと表現の乏しさは素人演技で、彼のシーンだけが少し浮いてしまっているかな。映画は、筒井康隆氏の原作に近く、幼馴染のはずが実際はほんの少ししか接していないのに二人に芽生える恋と別れが主題となっています。が、個人的には吾朗ちゃん、可哀相。

1983年作品。104分。
・出演:原田知世、尾美としのり、高柳良一、津田ゆかり、岸部一徳、根岸季枝、上原謙、入江たか子
・監督:大林宣彦
・音楽:松任谷正隆
・主題歌:「時をかける少女」 原田知世

<時計店>
和子がタイムリープするときに時計が逆回転する時計店。尾道の梶山時計店。

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【予告編】 【この作品をレンタルする】

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コメント

時をかけるオヤジ

梶山時計店の時計が正午を指したまま…
何となく淋しいですね。

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