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座頭市



 盲目のア按摩座頭市(勝新太郎)は、知り合いの儀助の近くの宿場で、宿場を牛耳る八州取締役、五右衛門、赤兵衛の抗争に巻き込まれ、世話になったおうめを助けるために居合いで敵をたたっ斬る。

 勝新太郎さん最後の座頭市ですけど、やっぱり他の方が演じた市に比べて凄さが現れてしまいますね。本当に目が不自由なような振る舞いでいて、いざ仕込み杖を持てば、あの刺客たちの密集の中を流れ踊るような殺陣は凄い。計算されているとはいえ、あの緻密な高速技は必見の価値ありです。また普段の、おとぼけ・おちゃめの振る舞いも、市のキャラクターを憎めないものにしています。蟹股での走りや、赤兵衛への強力按摩、雑巾かけで落ちてみたり。そして、子供や人に対する優しさも常にあり、座頭市=勝新太郎を改めて強く感じるものでした。残念なのは、敵対する輩がどうも弱すぎるところですかね。八州、五右衛門、赤兵衛、そして浪人と個性をもったキャラを用意していますが、市にかかるとあっさり過ぎて、物足りなさはあります。まあ、市の殺陣の凄さをまざまざと見せてもらえたから良しですかね。あと、樋口可南子さんの妖艶さも見れましたし。

1989年作品。116分。
・出演:勝新太郎、樋口可南子、緒形拳、陣内孝則、内田裕也、片岡鶴太郎
・監督:勝新太郎
・音楽:渡辺敬之
・メインテーマ;「THE LONER」 JOHNNY

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人斬り


 
 土佐の下級郷士の岡田以蔵(勝新太郎)は、土佐勤王党のリーダー武市半平太(仲代達矢)に、その腕を見込まれ京都で暗殺者として使われ人斬り以蔵の異名を得る。しかし、思想も思惑もない以蔵の行動や言動に半平太はやがて見限り、以蔵は無宿人として捕らえられる。

 幕末に人斬りの異名をもった岡田以蔵の人斬り人生記です。うーむ、超貧乏の下級郷士のはずなのに、その恰幅の良さは..勝新さん、そのぷっくら体型は、時代劇には合いませんよ。と思いながらも見進めると、勝新さんのギラギラした眼差しで、思想などもたず野良犬のように生き、人を斬って酒を喰らい女を抱く、だけど変なプライドはある、そんな荒んだ以蔵が目の前にいました。恰幅の良さ何ぞどこへいったことやら、その以蔵オーラーで消し去ってくれてました。そして、もう一人の人斬りは、な、なんと三島由紀夫さんではないですか。実際に割腹自殺をした三島さんが、田中新兵衛として最後に無実の罪をなすりつけられるが何も釈明せず同じく割腹するのは、なんとも言葉には言い表せない映像でした。その鍛えられた肉体で潔よく力強く刃を突き立てる姿は壮絶そのもの。他にもこの映画には、坊ちゃん刈りのような坂本龍馬の石原裕次郎さんが出ています。今までで一番、坂本龍馬らしくないかな(苦笑)。もう一人、以蔵の雇い主の武市半平太役の仲代達矢さんは、この映画の中では、珍しくドンピシャの配役で思想と思惑に固められたガチガチ男を演じています。おっと忘れていけないのは、以蔵の馴染みの女おみのの倍賞千恵子さん。最初は気がつきませんでしたが、その独特の声と色気で、もしやと思いクレジットを見ると、ありましたよ。そして、この映画に欠かせないのは暗殺ですが、侍としての気概が微塵もない以蔵ですから、剣術というよりは、「殺」のみの凄さです。その「殺」が、やがて無宿人というレッテルをはられ「無」へと変わっていく姿は悲しさというよりは、もののけから解き放たれた一人の男として映りました。

1969年作品。140分。
・出演:勝新太郎、石原裕次郎、仲代達矢、三島由紀夫、倍賞美津子
・監督:五社英雄
・音楽:佐藤勝 【OP曲】


戦国野郎



 武田信玄の冷徹さに嫌気がさし抜忍となった吉丹(加山雄三)は、追ってに狙われるが、追っ手の一人の播磨(中谷一郎)と意気投合して、馬借隊にもぐりこむことになる。そして、馬借隊は羽柴秀吉から鉄砲の輸送を引き受けるが、武田忍軍、山賊、海賊が行く手を阻もうとする。

 モノクロ映画の時代劇ですが、重々しさがなく映像そして楽曲のテンポがよく、岡本喜八監督・脚本作品らしいエンターテイメント作品です。面白い!。馬借隊という荷物運送隊が羽柴秀吉に鉄砲三百丁の輸送の依頼を受けて山あいを進む。しかし、そこに待っているのは武田軍の忍者や山賊、そして村上水軍の海賊達と次から次へと襲い掛かってくるわけですが、山あいの細い道なき道を進み襲撃されるところなどは、「もののけ姫」のたたらの民の実写版みたいな感じで、いいです。この馬借隊に抜忍の吉丹が絡み、武田忍軍が絡み、村上水軍が絡み、羽柴秀吉が絡みと、様々な要素を詰め込むのですが、うまく絡みあったストーリー展開になっていましたね。ちゃんと馬借隊の中にも個性の強い面々を入れて、さらに話しを膨らましていましたし。ただ1960年代なので襲ってくる忍者が、誰もが知ってる黒装束。わざわざ、草原や山あいを襲ってくるのにその姿は、ばればれじゃないかと思うほどに黒装束に徹していたところは時代を感じましたが・・(だけど襲撃方法は正攻法?)。登場人物は、加山雄三さんの若々しく躍動感あふれながら(かな?)、なにか野暮ったさが残る吉丹や、星野由里子さん演じる女が見え隠れする男勝りのきざり、人を食った感じが秀吉っぽい佐藤充さん、水野久美さん綺麗です、そして一人だけ世界が違うオーラーの三郎佐の中丸忠夫さん。と、いった感じの個性の豊かで、一人一人を観ていてもまったく飽きがこない作品でした。

1963年作品。93分。
・出演:加山雄三、星由里子、中谷一郎、佐藤充、水野久美
・監督:岡本喜八
・音楽:佐藤勝 【OP曲】

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POV~呪われたフィルム~





 タレントの志田未来とゲストの川口春奈の番組の企画で心霊動画を流されるが、それは春奈の卒業した中学校内の様子で、知らない少女が映りこんでいた。その後、霊能力者を呼ぶが学校に行って浄霊しないと春奈によくないことが起こると伝え、撮影時の同席者全員で学校へ取材を兼ねて行くことにする。

 タイトル通りPOV(Point of view)の手持ちカメラ風ドキュメンタリータッチを意識した映画。だけど、主演の志田未来さん原田春奈さん以外は、演技がひどい。ドキュメンタリータッチだからって、白々しいくらいの素人ぽさをわざと演じた三流芝居で、ドキュメンタリーとは、程遠い内容でした。また、呪いのフィルムと題うって、呪いを広げるよ的なリング路線を狙ったのかもしれませんが、霊たちのお粗末なこと(苦笑)。メインとなる自殺した女子高生のインパクトのなさ、全然怖くないし、特徴がなさすぎ。赤いコートってなんだった?そんな伏線あったけ?最後は明らかにワイヤーにつられて、ふーわふーわ。ま、まてよ最後は霊視線のpovになってるよ。これは、霊たちの脅かしビックリカメラだったのか。そいいえば、学校シーンは、ほとんどテレビでやるお化け屋敷の肝試し、赤外線カメラ映像だったな。もっと良質なホラー映画は、できんのかな。

2012年作品。92分。
・出演:志田未来、川口春奈、平野靖幸、児玉孝志、嶋崎亜美、三浦まゆ、真下有紀
・監督:鶴田法男
・音楽:白石まるみ

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ランブリングハート





 バランス志向の翠(臼田あさ美)は、上司の有馬と付き合っているが、キスより先の段階に進めないでいた。そんな、ある日、恋に自由奔放な妹の葵(臼田あさ美)が、アイドルを追いかけ上京して翠の部屋に転がりこむ。葵はすぐにラブホテルのバイトを見つけてくるが、アイドルに会うためバイトの代役を翠に頼む。そこで、翠は有馬が別の女性とホテルに入ってくるのを見てしまう。

 堅実でバランス志向の姉と恋に自由奔放な妹の双子の姉妹が繰り出すラブコメなのですが、一人二役の臼田あさ美さんが、言われなければわからないくらい、正反対のこの二人を演じています。まるっきり、別人で別人格。髪型だけではなく、見事に演じてるといっていいでしょう。映画のストーリー自体は、どこかで見たことあるような、ありふれたすれ違いラブコメで、ラブホテルが舞台というくらいは奇抜なものではなく、まあ、こんなもんかなというくらい。そして、脇役達に異常に濃いキャラをセッティングしすぎたため、主人公たちを薄めてしまっているかもしれません。その中で、クレジットを見るまでわかりませんでしたよ鈴木砂羽さん。溶け込んでましたよ。個人的には、村松監督の前作「LOVEHOTELS」の「ANTI SEX」が面白かっただけに期待したのですが・・・。

2010年作品。109分。
・出演:臼田あさ美、桐山蓮、大口兼悟、鈴木砂羽
・監督:村松亮太郎
・音楽:KOTARO
・主題歌:「Heaven」 COMA-CHI

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