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学校の都市伝説 トイレの花子さん





 「トイレの花子さん」が出ると噂されている小学校に、卒業生の沢口美香(相澤仁美)が新任教師として赴任してくる。そして仁美は立ち入り禁止のトイレに足を向けてしまいその扉を開いてしまう。
 前任の教師の代わりに急遽赴任してきた新田浩一(山口翔悟)は、いじめがあることに気づき、事実を確認するためにトイレに入るが、ある扉から異音がするのを感じる。

 題名からしてBいやC級ホラー映画だとわかっていたけど、つい観てしまいました。映画は、「トイレの花子さん」=昔いじめれて自殺した少女の霊で、この霊が唯一仲良くしてくれた同級生を巻き込み、他の同級生が集まるイベント(タイムカプセルの掘り出し)に焦点を合わせ復讐しようとするストーリーです。いじめられっ子の復讐ホラー映画は「キャリー」('76米)、「デビルスピーク」('81米)、「案山子男」('03米)などあり、大抵は自分で復讐するのがスジ(?)のはずですが、この花子さんは自分で手を下さないで、同級生の新任教師を巻き込み復讐しようとする悪質霊(霊に悪質ってあるのか?)。最後の復讐手段は、これですか・・。もっと霊パワーとか使って復讐すればいいのに・・。予算の関係?というショボイ復讐劇。そして、どうも少女霊の露出が多く(さりげなくではなく堂々と登場)、観客を驚かせようとか、怖がらせようとかのセンスは感じられず。映画の区切りごとに入る、人物名のテロップは、まさに「呪怨」のパクリ(質は雲泥の差がありますが)。まあ、ストーリーとして、卒業生が新任教師として赴任してきて卒業時と変わらない校舎と見知った先生、更に別の先生が赴任してきて新校舎と長年この学校にいる校長と、時空の差を表現するためと考えれば、わかりやすい区切りなのかもしれません。キャストは、新任教師にグラビア出身の相澤仁美さん。確かにグラビア出身らしく、はちきれそうな・・。もう一人の新任教師は、特撮出身で近年ではTV「ハンチョウ」に出ていた山口翔悟さん。この手の映画なので演技は臭いほうがいいのです(ほめてるつもりです)。で、意外と子役達の演技が良かったりするのもご愛嬌。とまあ予想通りの出来でした。やっぱり1995年の「トイレの花子さん」の出来が一番良かったかも、おっと最近「新劇場版」なるものも作られたみたいだ。

2007年作品。
・出演:相澤仁美、山口翔悟、金城成美、坂野真理、桑名理瑛、大森博史、水木薫
・監督:吉田浩太

【この作品を見る(有料)】

Laundry ランドリー



 脳に障害をもったテル(窪塚洋介)は、祖母のコインランドリーで下着が盗まれないように監視をする仕事を与えられていた。ある日、コインランドリーを利用する女性(小雪)の忘れ物を家まで届け知り合うが、女性は故郷に戻ってしまう。そして突然、祖母が騙されコインランドリーとテルの仕事も失ってしまう。テルはコインランドリーに残された女性の忘れ物を見つけ、再び届けに行くことを決心する。

 脳に障害をもった青年テル=窪塚洋介、心に傷を負った女性水絵=小雪。この二人の楽しくもあり切なくもある物語です。映画はテルのコインランドリー監視生活から始まり、コインランドリーを利用する人々とのほわっととして普段通りの情景を描き、次に水絵の心に深い傷を負わせる過去の出来事、そして実家にいても安堵のない辛い情景を描きます。そして、テルが水絵に忘れ物を届けたという事だけが二人の接点となっていましたが、コインランドリーを失い再び忘れ物を届けることを決心するテル。てっきり忘れ物を届けるロードムービーになるのかとおもいきや、一人の男の登場が二人のこれからの人生を大きく変えていくことになります。脳に障害をもっているために記憶力がなく、ものごともうまくできないテル役の窪塚さんの子供のような視線と言動には、無理やり作ったキャラ感でない自然な屈託のない少年=青年を感じます。小雪さんは薄幸をまとった雰囲気を常に漂わせ、ときおり見せるその薄幸から抜け出そうとするもがきが痛々しく感じる様子まで伝わってきました。家事を終えすがすがしい気持ちと陽気に誘われテルと二人で散歩に出る。楽しいひとときを過ごすが、突然のどん底が襲ってくる薄幸パワー。でも、この薄幸を和らげる薬がテルであることは随所に見られ、ラストでもやっぱりテルの純粋な気持ちと言葉が彼女を包み込む様はほっとさせられました。

・出演;窪塚洋介、小雪、内藤剛、西村理沙、田鍋謙一郎、角替和枝
・監督:森淳一
・音楽:渡辺善太郎・・他音楽作品は「今度の日曜日に」、「重力ピエロ」。
・主題歌:「Under The Sun」 atami 【PV】

<言葉>
・「想像してごらん」:テルが水絵に現実にないものを手に入れるときに言う言葉。ショッピング中そしてラストに。
・「勘違いするなよ。俺は別にやさしいわけじゃないんだぜ。ただ、少しお前が気に入ったから。それだけのことだよ」:サリーがテルや水絵に親切にするときに言う。

<ガスタンク>
テルと水絵がそれぞれいつも見ている不安な気持ちで見ているガスタンク。都営三田線高島平駅近くの東京ガス板橋整圧所。

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ハチミツとクローバー



 芸大三年生の竹本(櫻井翔)は、ユルい飲み会花本会で画を描くはぐみ(蒼井優)を見かけ一目惚れをしてしまう。はぐみは天才的な芸術センスをもっているが人と接するのが苦手な純粋無垢な少女であった。竹本は何とか近づきたいと思うが、保護者の花本(堺雅人)に信頼され、はぐみの食事相手を任されたり幸せな日々が続く。そんなある日、突然芸大8年正の森田(伊勢谷友介)が海外放浪の旅から戻ってくるが、はぐみに自分と同じ芸術の匂いを感じ引き寄せられてしまう。

 恋に落ちる音から始まる芸大生たちの青春ラブストーリーで、ちゃんと芸術要素はふんだんに取り入れられてます。天才的芸術センスをもった純粋無垢の’はぐみに魅せられる芸大生らしさ0%の竹本。そして、はぐみに同じ匂いを感じ引き寄せられお互いの芸術センスを高めあうことのできる森田。しかし、はぐみは画を描くことに心が満たされているため、恋愛という気持ちも湧き上がらない?逆にその気持ちに戸惑いスランプに陥り、恋する竹本のほうが悩むことなになる。純粋無垢のはぐみを見事に演じて、その笑顔がいい蒼井優さん、人の良さが滲み出てやっぱりどうみても芸大生でない櫻井翔さん、天才であるが故に自分に悩む伊勢谷友介さん、決して三角関係と呼ぶには恋愛という意識が希薄なだけ不思議な関係を見せてくれました。そして、ところどころに入るはぐみと森田の作品。まるで生きているかのように自然で、そこには収まりきれないほど、のびのびとした作品作りが、また魅了してくれます。はぐみと森田の共同作品シーンも良かったです。この作品は、もう一つの三角関係ラブストーリーも用意されています。バイト先の年上の女性を好きになってしまた真山、真山のことが好きになり事情も知ってしまった山田、この二人のエピソードは心の声とイメージがところどころに挿入され、真山のストーカーまがいの行為や、その真山をストーカーする山田など面白切なく見せてくれました。原作は読んでいないので作品のイメージ感は分かりませんが、ひとつの映画、ひとつのストーリーとしては、なかなかいける青春映画です。

2006年作品。116分。
・出演:蒼井優、櫻井翔、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみ、堺雅人、西田尚美。
・監督:高田雅博
・音楽:菅野よう子
・主題歌:「魔法の言葉」 スピッツ
・エンディングテーマ:「アオゾラペダル」 嵐
・原作:「ハチミチとクローバー」(漫画) 羽海野チカ



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BOM!



 女子高生の京子(初音映莉子)はある日突然、色々な男から声を掛けられて関係を求められるように迫られる。そんな男たちから逃げている途中、ある男が拳銃を隠すところを見かけ、その拳銃を手に入れる。その拳銃のことを友人達に話すと、次々と友人達はその拳銃を借りて問題解決のために使用するが、京子は相変わらず男たちに迫られていた。実は誘惑するような京子の情報が勝手にサイトに載せられているのが原因で、京子と友人達は犯人探しを開始する。

 10年くらい前のアイドルの卵たち出演作で、乙葉さん、眞鍋かをりさん、小倉優子さん、小池栄子さんなど有名どころも出ていて、演技はいまいちですが、横浜の街をバックに可憐な制服姿は見せてくれます。ものがたりは、偶然手に入れた拳銃で、彼女たちが抱えているいじめなどの問題解決に使用しますが、結局は銃で脅して相手をびびらせるといった、考えようによってはヤクザ的発想で、実際、脅かすと言っても発砲して結構壊してますから、なかなか罪は重いかと・・。中には借金をチャラにさせ、金まで奪っている女子もいますから・・凶悪犯罪です。もうひとつのこの映画のものがたりは、京子の情報が勝手にサイトに投稿され男たちに迫られ、襲われるといった恐怖を題材にしています。これをコミカルチックにしているため恐怖は余り感じませんが、実際にありそうな話しで、シリアス調にしたらサスペンス性が増しまた別の映画になっていたでしょう。まあ、アイドル達を見せるための映画ですから、悪をソフトに描いたのは仕方ないですかね。プラス、イケメンだと悪事を働かないという論理も・・仕方ないのでしょうね。

2002年作品。
・出演:初音映莉子、乙葉、小野麻亜子、上原まゆみ、小倉優子、小野愛、眞鍋かをり、小池栄子
・監督:鹿島勤
・音楽:GOG STAR MAN
・主題歌:「I'm looking for may plane」 CHARCOALFILTER
・挿入曲:「リビドー」 CHARCOALFILTER

【詳細】

クローズド・ノート



 女子大生の香恵(沢尻エリカ)は、あるアパートに引っ越し、そこで鏡の裏にノートを発見する。そのノートは小学校教諭伊吹(竹内結子)が、日々の学校生活とある男性との出来事を綴ったノートであった。そんなある日、香恵のバイト先の万年筆店にイラストレータの石飛(伊勢谷友介)が訪れ、その風変わりの青年を意識し始める香恵がいた。香恵は伊吹が残したノートで癒されそして勇気づけられ石飛と親しくなろうとする。

 同じ空間だけど時間軸が違う二人の女性を一冊のノートが強く結びつけてゆくストーリーです。最初は、本当に別々の生活なのに(実際は僅かに接点がありますが)、だんだんにその意識も思いも重なり合って、いつしか時間を超えてあたかも同じ空間に二人、いや三人が居合わせているような映像になっています。たぶん映像がなくてもそのように錯覚させるようなイメージには十分なっていたでしょう。このノートをきっかけに成長してゆく女子大生に沢尻エリカさん、どこかしら気の強さやふてぶてしさ(失礼)が出ているのは役柄のせいかもしれませんけど、やっぱり存在感のある演技力と綺麗さは素晴らしく、マイペースで積極的に事を推し進めてゆく役柄だからこのストーリーが成立していて、その人物像香恵役にぴったりです。この人の映画がこれ以降ほとんど見れないのは本当に残念です。そして、ノートの書き手の小学校教諭に竹内結子さん、優しさとその可愛らしい表情の伊吹役にこちらもぴったりはまっています。そして、もう一人のキーポイントの伊勢谷さん、カッコよすぎ、そして才能まである、そりゃ女性からモテますよ。少し「ハチクロ」の森田とキャラが被るけど、この人だから二人の女性を虜にしてしまうのは納得です。途中までの香恵が想像する黄川田さんじゃキャラが違い過ぎて・・。あと脇役のサエコさんや田中さんのくだりは不要な感じがしますが、香恵の同僚の永作さんは、ちょっとしたつけ合わせ感覚の脇役でいいですね。映画はそれぞれの普段の生活をさりげなく、そして少し刺激的に見せて飽きをまったく感じさせないつくりでした。伊吹のひとりひとりの生徒のキャラもちゃんと育てて、最後に決して合うことのない二人をつなげる絶妙さは素晴らしいとしか言えません。

2007年作品。138分。
・出演:沢尻エリカ、竹内結子、伊勢谷友介、サエコ、田中哲司、永作博美、黄川田将也、山口愛
・監督:行定勲
・音楽:めいなCo
・原作:「クローズド・ノード」 雫井修介
・主題歌:「LOVE&TRUTH」 YUI

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