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君よ憤怒の河を渉れ



 ある日突然、東京地検検事杜丘(高倉健)は、身に憶えない強盗・強姦の罪で逮捕されるが、黙秘を続け知人の刑事矢村(原田芳雄)と共に家宅捜査に同行する。しかし、部屋から盗品が発見され、杜丘は刑事の隙を見て抜け出し、真犯人と真実を知るための逃亡生活が、始まる。
 
 シブシブ俳優の逃亡者役の高倉健さんと追跡者の原田芳雄さん。この二人の逃走・追跡劇がつまらないわけがない。そして逃亡に至る過程は、突然街でこいつにやられたーと指さされてあっさり御用(ありか)。しかし、隙をみて逃げ出し、東京~石川~北海道~長野~東京と真相を捜査しながら逃げ回り、さらにこれに新薬の製薬会社の陰謀、そして逃亡先の牧場主の娘とのラブロマンスもあり、閉鎖病棟での悪の実験と1970年エンターテイメントサスペンス作品堂々完成という感じです。そして逃亡手段は操縦したことのないセスナでの逃亡(ありえない)、銀座の街を馬で逃亡(これまたありえない)、そして熊に襲われる(救われるもあるよ)といった緊迫シーンが数多く登場するのですが、ここで使用されるBGMが、なぜか軽いテンポのコメディタッチな曲で一気に気分は消沈。何故にこの曲と流れるために興ざめしてしまいました。また、この手の映画などで特殊技術は酷い。セスナを追尾する航空自衛隊機が斜めに飛んで、後ろの煙が後方から上方に流れているー、水平に飛ばしたら必ず煙は上方に立ち上るため無理やり斜め飛びにしたのだななんて、どうでもいいことに眼がいってしまいました。あとは、惜しげもなく中野良子さん、脱ぎっぷりがいいと思ったのは一瞬、そのカットわりじゃ、裸体は代役さんだとばればれでしょ。なんて気になる点もありますが、1970年調を楽しみたいかたにはお勧めの映画です。

1976年作品。151分。
・出演;高倉健、原田芳雄、中野良子、池辺良、大滝秀、西村晃、岡田英次、伊佐山ひろ子、田中邦衛、倍賞美津子、大和田伸也、下川辰平
・監督:佐藤純弥
・音楽:青山八郎

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コメント

西村寿行

西村寿行作品が大好きです。
映画された「犬笛」「化石の荒野」は勿論ですが、
彼の作品を読みあさった時期がありました。
デビュー作の「犬鷲」最高です。

70,80年代代表作家

70,80年代代表作家の一人ですよね。
「犬笛」「化石の荒野」は見たことはないですが、「黄金の犬」は手に入れましので、じっくり鑑賞します。

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